03 何足もわらじを履く人の上達法

15:45まで外勤をして、移動に30分。16:30のレッスンに飛び込む。

これは何のトレーニングだろう?
頭の切り替え? ウォームアップの脳内完了?

つまり
そのソルフェを実現する喉や口腔の状態に、
そのパッセージを回す柔らかな筋肉に、
その長いフレーズを吹き切る吹奏筋に、
もうなってるの?
みたいな感じ。

今更ながら、本当に脳と身体は繋がっていて、
その音程を その音色を その発音を そのフレーズを
…意識したとき身体がそれを実現する状態になっている。

それを高精度で覚え込ませ実現するのが日々のトレーニング。

逆を言えば、

この音域のとき、身体はこうなっている、とか、こういう息のスピードがいる。
この速回しのときのポジションや筋肉は…などということを 無意識でなくひとつひとつ意識するのが重要ポイント。

そして、やがて無意識にできるようになること。

もう、寝起きにコンチェルトを吹くことにすれば レッスンもうまくいくかな?

・・・いや、それはNO。発想的には間違っていないと思うけど、中高年がこれをやると、筋肉を傷めることウケアイ。

1章 01 ついに大学院入学…から怒涛

桜の入学式。トランペットのファンファーレ、オケと合唱…。
院生は70名弱。母が来てくれた。今頃になってこんな経験ができるとはね、と。

みんな若いけど、仕事をやめて来た方や、お子さんが学部にいらっしゃるという方もいて、大人は思ったほど少なくないかも知れない。でも院生の座学授業は多くなくてあまり会うことはないかな?
特記事項?は、アジア系留学生の多さ!

若い子はわりと皆さん多業界でバイトしていて、レッスン講師やアマオケのトラばかりではない。

門下の新歓があり、ハタチ前後の皆さんにご馳走になってしまって冷や汗をかいた。支払いを申し出たが代々のルール的にそうはならないらしい。イカン、後でなんとかしよう。(~_~;)

不定期な必修コマがとても多く、時間のやりくりし甲斐があるような、かえって難しいような。
座学講義は主に修士論文のためなのだが、いずれもものすごく面白い。
〜先生が書いた動機で、まずパッと一部形式を作ってみましょう。さ、できた組から持っておいで。〜
テレビで面白くお話ししているような先生は、授業中もそのまんまで、こんな風に魅力的な人だからこそ…なのだよなーと。

レッスンは個人レッスンで通年で60分×30回。およそ毎週ある。
先生が熱心で、明確で、初回に既に親しみも興味ももって接してくださって、(それはおおいに先生によるのだけれど、)励みとなる充実したレッスンだった。

今の時点で玉に瑕だと思う事は、
練習棟が最大3時間までしか予約できないということと、
自分の机やちょっと数人溜まったり私物を置く場がないことで、なんだか落ち着かない。仕事の前後か間に学校にいることが多いので、私は荷物が多いのだ。

あとはまだあれこれかってがわからず学務に通うのが日課になっているような。

ああ、半月終わった。ひとまずGWまでは短距離走しているような感じか。

とにかく走り出した!

0章と1章の間 新年度準備

大学院カリキュラム説明会へ。
大学院というところは授業自体は少ないもんだ!と思っているけれど、
音大は授業以外の拘束時間が長そうな予感。演奏会にむけた練習など…。

毎週必ずある授業ばかりではないとのことだけど、個人レッスンなどはその都度日時が指定されるのだろうから、あとは自分が努力することだけでなく、強運をもっていないと乗り切れないかも。

大学院留学生(博士の最終semesterにある英会話の先生に、「私はフルタイム大学院生だけど、あなたはパートタイム大学院生なのね?」と言われ、そうともいうのか・・・と悩ましく思ったが…いえ、元々8時間労働よりずっと働いているから稼働時間はまるで8時間労働者と違っている。8時間労働者なみに学校にいられる私は時間的にはやっぱり違う!

仕事を減らし、引き継ぎなども並行しているが、
必修が集中することがわかった曜日に、
その日は既に通年契約案件で出られないことがわかった。

その後も教授と学務部に問い合わせを続けており、迷惑な新入生をしている。(;^_^A

単位もさることながら、2度と訪れない機会に、院でこれを受けたかったのだ!というものが受けられなかったら、院に行く意味は半減する。

時間の取り合いをしているものの、その一方で、
学部オケの有償の演奏補助員に募集すらない楽器なので、選択肢すらないことが、なんか悔しい。

それから、心得として再確認しているのは、
情報、判断、選択をはやく。決断を特に早く!
そして練習、場数、縦横つながりの充実に努めること。

夫の異動は新年度はなさそうだとのこと。
しかし、海外出張期間が毎回数カ月に及ぶ見通しも。
良きかな、悪きかな(*-*)。

厳しい2年間になりそうだ。

それと、論文の研究テーマの提出が5月とのこと。
研究したいことが今更ながら多岐に渡り、論文にするものとして深めやすいもの、取っ掛かりのあるもの、無意味なもの、に分けつつ、アドバイザーがまだないところでちょっと困っている。
綿あめマシーンの最初のように、小さなイメージ断片がいくつも湧いて、まだつながってこない。
とりあえず手に入る書籍を集めた2月。

0章 受験まで。序

学びたい!

10代の頃、音大を目指すのを早々にやめ一般大学へ進んで公務員になったわりに、学生の親に近い年齢になった頃から、ずっとやりたかった音楽が仕事(職業)になった。
仕事のコアを音楽教育に移行して、それ以前からも10数年クラリネット奏者として面白い演奏案件度々。
これまで転職も経て違う畑で長らくやってきたので、経験も技術も資格もあっていろいろなことが出来るようになっている。
…が結局、音楽(演奏)が本懐。

練習時間についてはいつも不足していて、何かと焦燥感が募っている。足りないなら時間を濃くするしか方法がない。と常々思っていたが・・・
いつか遠い未来でなく、
より良い環境で、
良質で
濃い時間の学びを
この先の仕事の拠り所にしたい!! と願うようになった。

少女(?)は老い易く、音楽も成り難し。進学するなら急がなくちゃ。
さらに転勤族の夫に、うっすら次の異動の声……

もう迷っている暇がない!



この秋、音大大学院を受験し、合格した。いや、音大の大学院に行こうと思ったのは割と最近のことなのだ。2年くらい前から薄ぼんやりと・・・。
そのきっかけ、その後どうやって道を作ったか、どう受験に挑んだか、
そして大学院での毎日とその間の仕事や家事のやりくりは?
今日から2~3年、おそらく期間限定でブログを書こうと思う。割と自分の思考整理用