0章 受験まで -06 使った参考書

★検定~音大大学院受験準備に使ったものの中で、よかったと思うもの。

検定用の問題集等の教材は、まずこちら。英国王立音楽検定で。終止形聴音はCDで、さらに自分で転回形を弾いて。

★音程、基本和声~借用和音(セカンダリードミナント)まで。とてもわかりやすく使いやすく書かれていて、今でもたまに開く。
ピアニストのためのコード学習帳(CD付) 1648/リットーミュージック・ムック

専門学校で講師をしていた友人のおススメだった。
演奏につなげる 和声 入門ワーク【和声 | 書籍】

初級和声分析のワーク代わりに意外に楽しくできたのは、懐かしい「ブルグミュラー」
仕事のリトミックでは譜面のものを弾くよりも即興で弾くことが多く、和声が重要なので同時に役に立った。
これぐらい簡単で短くて、昔弾いた記憶のある曲でトレーニングするのが良いと思う。分数も借用も準固有和音も転調もちゃんと使われているのが憎い。
このようにまず簡単なところでやっておいてから、次にソナタやコンチェルトなど、古典~初期ロマン派くらいまでの曲は、和声も分析しながら練習に挑む。
[楽譜 スコア] ブルクミュラー 18の練習曲 解説付全音ピアノライブラリー【ポイント8倍】

和声やソナタ形式について、私にとっては基礎を作ってくれたもの。薄くて読みやすい。 「ソナタ形式について答えなさい」と、いろんなところで出題された。
和声と楽式のアナリーゼ バイエルからソナタアルバムまで [ 島岡譲 ]

音楽史は、まずここから。
グラウトを読み込む自信がまったくなかった私は、“どれだけ端折っても残る重要な流れや項目はなんだ?”というところを押さえるために最もやさしそうで薄っぺらいこの本を選んだ。
その後読みやすい2冊。
ABRSM英国王立音楽検定のディプロマ受験の時は、ヘンレの楽譜の冒頭の英文や Wikipediaにある参考文献を探しまくって、できるだけ他者を通して得られた情報より一次情報に近いものや出元が信頼あるソース(イギリスBBC、オフィシャルサイトなど)を選んでプログラムノートをつくり、その姿勢をその後も演奏会のプログラムノートを書くたび維持したのでよい勉強になっている。
そのときの記憶は院試にも役立った。
いちばんやさしい音楽史改訂版 [ 北村英明 ]

西洋音楽史 「クラシック」の黄昏 (中公新書) [ 岡田暁生 ]

◆◆西洋音楽の歴史 / 高橋浩子/〔ほか〕編著 / 東京書籍


番外編?

何からやればよいかまったくわからなかったとき、まず通読するよう先生に言われたもの。楽典はわからないことが・・・さほどなかったので一度しか読んでいない。
楽典 理論と実習 [ 石桁真礼生 ]

かつての「芸大和声」のテキスト。
和声(1) 理論と実習 [ 島岡譲 ]


音楽史と言えば、おそらくこれ、グラウト!なのだけど・・・上中下巻あって私には読み込む時間もなく、難し過ぎた(;^_^A。院生なら必読だ。芸高生も持ってるようだし。
新西洋音楽史(上) [ ドナルド・J.グラウト ]

昔の途方もなくずさんで原始的、実験的・・・な医療行為によって偉大な作曲家もまた病気の進行を早めたり、命を奪われたのだな・・・とかなり気持ちが悪くがっくりする本「音楽と病」(-_-;)。演奏する曲の作曲家何人かだけ読んだ。

あとは、思い出したら追加していく。