中高年のクラリネット上達法考察 02 無伴奏

「ちょっと無伴奏をやってみませんか?」
と先生が仰り、2か月くらい取り組み中。

見開き1.5~2ページくらいではあるけど、毎週ほぼ新曲課題で、譜読みから曲にしていくまでの時間が正味3日しかない私には結構きつい。

でも、やっと少し曲が見え始める2日目後半くらいから面白くなってくる。

無伴奏に取り組む意義って何だろう?

発音の使い分け、
音色の使い分け、
一人で展開し言い切る力をつけること、
一人で空間をコントロールすること、
などなど

筆一本、水墨画のような?

一人芝居のような?

落語のような?

その見せ方、魅せ方をよくわかって、演奏を追求するべきなのだろうけれど、

何を考え体得させる狙いか、考えている。

自由選曲のコンクールで無伴奏を演奏した社会人の友人は、
『なぜこのような場であえて無伴奏をするのか?
和音の環境(伴奏)がないものを 他の多くのコンテスタント(伴奏者と音楽的にしっかり合わせこんで持ってくる)と同じ土俵に置くのはいかがなものか?』
のような意見をたまわったらしい。

まぁ確かに、単音は寂しい。合奏と違う、それはそれ、といった効果だ。
ただ、上手い人ほど単音でも後ろに伴奏やオケが見える演奏をする。