02レッスン謝礼を包む

レッスン謝礼は「現金で」が慣わし。何かと現金主義が根付く音楽界で。

<あまり細かいことは言わない先生もいらっしゃるけど、
お茶やお花の先生にするかの如く、
・ピン札で、
・半紙に包み、
・袱紗に包んでそれを開いてお渡しする——?

いや、
日本の古典芸能ではないのでそこまでしなくても、
準ずればほどよい。敬意のあらわれ。

・ピン札で
・白無地の祝儀袋か、付け飾りのない華やかな封筒(郵便番号欄なし)で

音大に行くくらいの人ならこの程度の作法は出来ている。

鳩居堂の祝儀袋がよいかな。
今時は百均にも無地真っ白な祝儀袋があって便利。
せめてそれくらいにはしておくと、失礼なく、仰々しくもなく、ちょうど良さそう

茶封筒に入れてだとか、
裸でお財布から出して渡すとか、
小銭じゃらじゃらとか・・・

やってる人は
やめよう。

それをするとしたら、子どもの頃のお教室の月謝袋による害。
他の給食費などと一緒で、イメージが”集金袋”と化してしまったのだと思う。

街のお教室はキャッシュレス化が進んで変わっていくけど、上の方はそうそう変わらないと思う

03-2 何足もわらじを履く人の上達法2
朝練のススメ

脳時間がない。
そのなかで仕事の後必死で練習したことが、翌日不思議なほど定着していなかったり、レッスンでも自分が信じられないほどできなかったり。

だから考えた。これまでの方法ではダメだということだ。
仕事の後の疲れきってごみのたまった脳と体ではなく、PCを再起動するようにまだリセット明けの脳のときにする。つまり寝起きから朝練するのだ!家族の理解や住宅事情的に問題なければ。そしてまたほぼ12時間後に再練習ができる。

①頭がまだ疲れていない時に
②練習と練習の間の時間が半日。1日2回練習で刷り込みする

それをルーティンにしはじめて1.5か月め。技巧曲やエチュードにありがちな不規則な音列を記憶できず、その都度初見のように追っては失敗を繰り返していた以前より、定着しやすくなっている。

音楽家小話ファイル
01音楽家のたたかい 住まい選びと練習時間の確保

音楽家として生きていくには、練習環境を自力で整えていかなくてはならない。広い練習室が元から実家にあって、ずっとそこに住まったり、仕事場として通うなら良いが、多くの人はそうではない。
長時間楽器を鳴らすことが許される場所と、練習する時間が確保できること。
まずは、そういうことを手に入れるたたかいだと思う。
衣食住の基盤すら危うくて・・・という人に、音大時代以上の音楽活動の継続は無理だと思う。いやしかし!それでも塩を舐めてでも!という若者も沢山いるから、その辺については次の小話でするとして、今回はその先のことについて。

例えば・・・

<住まい選びポイント>

・防音室がある、または防音設備を入れられる。
・防音されていない集合住宅なら、音出しが〇時~〇時というルールがあって、それが短時間でない。
できたら22時までは音が出せたらよいけれど、防音室でなければこれはかなり難しい。
・線路や幹線道路に面した住宅は、窓が強化ガラスであることも多く、音が漏れずらいが、元々、そのような場所に住まう人は、騒音に対しいくらか寛容な可能性がある。
・それらの部屋は広いほど良い。合奏やレッスンが可能になってくる

<練習時間の確保の秘訣>

・音楽家である、と家族にも認められること。つまり当然「趣味」を越えていること。
・自分の中の優先順位を明確にすること
・家事はライフハック技術を磨き、時短すること
・楽器に向かうときはスマホを機内モードにしておくこと
・周りの大学生や音大出身者を見ていて思ったのは、食べていくためにバイトが必要なら、時給の高い派遣に切り替えた方が良いのではないか?ということ。時給に影響する資格は、取れるなら取る方が良い。