音楽家小話ファイル
01音楽家のたたかい 住まい選びと練習時間の確保

音楽家として生きていくには、練習環境を自力で整えていかなくてはならない。広い練習室が元から実家にあって、ずっとそこに住まったり、仕事場として通うなら良いが、多くの人はそうではない。
長時間楽器を鳴らすことが許される場所と、練習する時間が確保できること。
まずは、そういうことを手に入れるたたかいだと思う。
衣食住の基盤すら危うくて・・・という人に、音大時代以上の音楽活動の継続は無理だと思う。いやしかし!それでも塩を舐めてでも!という若者も沢山いるから、その辺については次の小話でするとして、今回はその先のことについて。

例えば・・・

<住まい選びポイント>

・防音室がある、または防音設備を入れられる。
・防音されていない集合住宅なら、音出しが〇時~〇時というルールがあって、それが短時間でない。
できたら22時までは音が出せたらよいけれど、防音室でなければこれはかなり難しい。
・線路や幹線道路に面した住宅は、窓が強化ガラスであることも多く、音が漏れずらいが、元々、そのような場所に住まう人は、騒音に対しいくらか寛容な可能性がある。
・それらの部屋は広いほど良い。合奏やレッスンが可能になってくる

<練習時間の確保の秘訣>

・音楽家である、と家族にも認められること。つまり当然「趣味」を越えていること。
・自分の中の優先順位を明確にすること
・家事はライフハック技術を磨き、時短すること
・楽器に向かうときはスマホを機内モードにしておくこと
・周りの大学生や音大出身者を見ていて思ったのは、食べていくためにバイトが必要なら、時給の高い派遣に切り替えた方が良いのではないか?ということ。時給に影響する資格は、取れるなら取る方が良い。

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