4章 音大大学院2年後期

01 月別

静養と充電期間ほぼなく、後期へ突入。前期に出来なかったことも後期に加わり、つまりに詰まっている。充実しているけど、タスクは重なっていくばかりで、ひとつひとつをじっくりやるには時間が足りず、どんどん心身が擦り切れていく感じがある。疲れているな。実感。なんだかイライラしている人が多い。

学校関連のタスクを月別に列記。

9月論文の中間発表要旨提出、リサイタル準備、コンクール準備、室内楽レッスン開始、学費納入
長いことストレスにさらされ過ぎているのか、暗譜が全くできなくなってしまった。
どうしよう!!!

10月学内リサイタル、コンクール本選、室内楽、論文佳境

1月の修了試験の予行演習的。
9月は学校はまだ閑散とした感じで、まるで春休みのようであまり活動の気配がないし、
このコロナ禍にあって集客もできないし、本当にリサイタルは開催されるのか?・・・という気持ちもあって、イマイチ現実味がない取り組みになってしまった。
それでも、応援してくださる方々が少し駆けつけてくださって、何とか形にした曲をご披露させていただいた。

今年は青色申告会もコロナ対応で少数完全予約制。出来たら持っていくのでなく、予約日に間に合わせて指導や確認を受けにいく作業が、例年より早め。こちらも急げ!

11月室内楽、コンクール予選、オーケストラ、管打合奏、海外の先生のオンラインレッスン

個人レッスン、論文(佳境)はもちろん並行の上。
毎週提出の論文は、追いつかないのでピッチを上げ、全力でやると気づけば朝・・・でそのまま気合いを入れて午前の仕事へ。1時間仮眠して夕方、合わせやレッスンへ・・・という日が増えてきた。この悪循環を断ち切れるのが週末。
我ながら遠からぬ破綻が見える生活だ。良く寝ないと。それと、しばらくコーヒーやめようかな。笑

レッスンで、ついに頭の中に音が鳴らないという、我ながらぞっとする日が。
先生に、本番も経てきている曲だというのに、この時期にあり得ない! まるで初見のようだ。レッスンより一人で浚うべきだったのでは?
と言われてしまう。

アナリーゼばかりしていると、音源を聴く機会が逆に減ってしまう。
音源をもっとよく聴こう。かつてそうしていたように。

それと、室内楽をする相手とは、まずテンポについてよく話し合うべき。それは、全体を把握したうえでの高度て知的な話し合いだ。それって何と難しいのだろう・・・実感中。

演奏会に4度行けた。
コロナ禍にあって、何度も延期したり、今回もどうだ?という、私の10月のようにモチベーションを上げるのが難しいさなかにあって、出来得る最高のパフォーマンスを示してくださった方々・・・
見て、聴いていると、力がもらえた。

12月、本番4本(クインテット、トリオ、吹奏楽、ソロ)、特別レッスン、おさらい会、論文締切
クリスマスまでに、個人レッスンはトータル5、室内楽合わせ3、ピアノ合わせ3、管打合わせ2、吹奏楽リハ2。
学外は、頼まれた室内楽合わせ1、ピアノ合わせ1。
年末におさらい会していただけたのが本当に良かった。今一度、自分の集中力や筋力のペース配分を知る機会となった。
論文は11月末からまとめに入り、週2回は提出と修正を往復させていたが、ついに締切、提出。
1月の最後の試験に向けて、絶対風邪を引けない(コロナも)!!!
今年のお正月は、色々考えて、帰省もしない。

消化されなくてはならないカリキュラムの数々・・・これがコロナ禍の後期はしわ寄せ的に詰まりに詰まって、相当しんどい。この後期は酷い。じっくり学べないじゃないか!きつかった。後期始まってからずっとキツイ。これは良くない。・・・でも、どの本番も充実していた。

1月、海外招聘教授レッスン、特別レッスン、ついに修了演奏、論文の試問
5日が仕事始めで、6日から学校が始まり、そこから試験までの13日間に、個人レッスンはトータル7、学外ホールでプレ試験、おさらい会1、20分間のG.P.もあり。仕事はかなり減らしたけど、バテた・・・@_@ でも途中まで順調にきた実感があった。
ところがGP前日に、何があったのかというほど発音仕掛けのコンディションが著しく落ちた。過乾燥に心を砕き対応してきたけれど、それでもこうなってしまう。こんなときのために、先生がひとつ持っておきなさい、と教えてくれた仕掛けを選びに楽器店へ飛び込む。時間がない!コロナ禍で、お店は時間も人も縮小営業中。在庫があるか尋ねるのはメールのみだったり、それでも返信がなかったり!!!回答が得られないから、やっとお店に行っても空振りかも知れないけど、一か八かと飛び込んで15分で選んで帰校してその足でGP。でも、New仕掛けをステージでは試せず。こちらも本番の半分の時間しかGPがないため、曲ごとに仕掛けを変えるに限界があった。
時間の隙間を縫う。不確かな足場になったとき、わずかな可能性にかけるのか?わずかな時間で何をする?何ができる?・・・それを問う1月。

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