02 音大大学院生活(後期)

音大大学院レッスンの様子

基礎云々、まずければすぐその部分についてたたかれるのだが、できていないことは、そこが自分の立ち位置なのだから、そこで頑張るしか近道はない。
そしてそれ以上にいつも、

しっかりしなさい!若いとできない(想像できない)ことかもしれないけど、あなたは違うでしょう?大人の今のあなたはどう理解している?だからどんな音がほしい?どう表現するのか?そのプランで本当にいいの?・・・と

いつも問われている。

例えば、このたった2音を表現できる数少ない演奏家にならなくてはダメだ!…とも。

和声や修辞学は理解を助け表現を導いてくれる。

時代や作曲家ごとのお作法や定石はもちろんあるが、やっぱり、考えて考えて音楽するものだ。音楽は、脳(と心)だ
とよく思う。
かつてここまで苦しまなかった曲が、今はとても難しい。

しっかりなさい!ダ、まったく!

今更、技巧曲をものすごく速いテンポで演奏しようとは思わないが、正確に指が回る必要は常にあって、譜面を追う目の筋肉と、ソルフェ(視覚的に読み取って頭の中で音程と音価とフレージング…が出来るまで)の速度が一致してくると、きれいに回り始める。譜面とは、常に今音にしているところの先を見ていなくてはならないのだけれど、目が悪い私の場合、目の筋力も鍛えておかねば!とよく思う。

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