かくて2校受験。11月。A音大院から。
演奏実技
A音大は社会人入試というものはなく、一般入試のみ。
管の人数は多くなかったが、演奏時、ひどくアウェイ感漂う。んー〜?
10分間の音出しの後で呼ばれて廊下で待つのだが、告知のタイムスケジュール通りならすぐだと思っていたら、前が日本語たどたどしい留学生だったからなのか、随分時間がかけられていて、待つ間に楽器と体はすっかり冷えてしまった。
呼ばれて広い教室に入っていくとチューニングしてすぐ始める。
課題曲のコンチェルトは、1楽章は展開部までで止められ、2楽章以降は少しずつ。
自由選択課題は各楽章益々少しずつ。40分プログラムを20分でかいつまんでいく感じ。
保湿を気にかけていたのにシングル留めのリガチャーの中のリードのテーブル部分も乾いてしまったために、なんと、試験中に大きくリードがズレてリードミス頻発!
ピアノが僅かな間奏を奏でている間に間に合うかヒヤヒヤしながらリード位置を直した。
その日の私自身は決して不調ではなかったので悔しい。
シングル留めリガチャーの弱点については、帰ってすぐ対策が必要だと思った
音楽史と面接
4人の面接官の中に、音楽学の先生がいらした模様。
1.まずルネッサンスからの出題。
年代、用語など。
2.マンハイム楽派とは?
国、街、時代、作曲家
3.モーツァルト
室内楽曲を5例あげよ。
コンチェルトは誰に書かれたものか、名前、及びどんな人物か
4.専攻楽器の歴史
5.ソナタ形式とは
シュタードラーがどんな人物か、と問われたとき、 答えるべきはフリーメイソンのことや、モーツァルトに与えた影響、バセットの改良や音域のことだが、
人となりをきかれたようにも思えて、
咄嗟に「あまり評判よくない」と答えてしまい、音楽学の先生がずっと可笑しそうに笑っていらっしゃったのは覚えている。
あとは、入学したら特に何がしたいか。だったかな??