0章 受験まで-04④準備:意志表明

準備その4

4.先生と家族に意思を伝えること
5.伴奏ピアニスト探しと依頼


4.家族に伝える

驚いても特に反対されなかった。
生あたたかい目で応援してくれているけど、受験が本格化してから私が家でもまるで分刻みのように動いているから、週一くらいはゆっくり話をする時間が重要だ。

4-2.先生に伝える壁

私の(時間を含む)実力の程度を最もわかった人々に、
人生で1番浚い込んでいる(と思われる)現役に混じって受験することを申し出る精神的ハードルの高さ。(@_@;)

年度初から準備はしているものの(…といいつつ度々仕事の演奏案件で新曲の浚いこみがあるし、いくつか試していたため選曲完了が院試1か月前という危うさ。)、やっと心を決めて伝えられたのは、実はなんと院試3ヶ月前。
だけど、伝えたことによって見えなかった道が急激に浮かび上がり、協力者は増え、更に更に 時の進みは速くなり、万札には羽が生え、血管が切れちゃいそうなほど多忙な日々に突入した。
T先生は何も言わずに具体策を打ち出してくださり、私がホールや音楽室でレッスンやコンサート形式をしたいと言えば出向いてくださった。S教授は「え、まだ暗譜出来てないの? 学部生でさえ落ちてる。ホントにすごいんだよ(例:暗譜が出来てから更にコンクールをいくつも受けてきた状態で受験する。ライバルはクラリネットだけではない。留学生や留学帰りも受ける)。試験は公平に見るからね。」と仰りつつ超ご多忙中に真剣に見て(看て)くださった。

5.伴奏者探しと依頼

基本的に自分で手配しなくてはならない。(留学生など、遠方からの受験でなければ)
院試は各校で3~4日あり、演奏実技は2日間くらいで実施されることが多いようだ。
ただし、自分がどの日に割り振られるのか、1か月前にわかることもあれば、出願者が出揃ってから割り振られる場合もある。ただし、詳細なタイムスケジュールは、ごく直前に告知されることが多い。
だから、せめて2日間のスケジュールを空けてくれるピアニストを探さなくてはならない。

私の場合、決まっていたのだけれど出願直前に余儀ない事情で降りられることになってしまったため、そこからの伴奏者探しはとても大変で、決まりかけてはダメになるという…。そのために更に練習時間も割かれ、受験だけでもハードルが高いのだと感じた。ともすると受験すらできなくなりかねかったが、
その日は不都合だった院の先生や院生さんが、院に掛け合ってもくださった。最終的には電話で直談判的申し入れ。

かくして・・・最終的に伴奏は、特例として院が手配くださった方と、なんと先生の奥様(音高の先生)がつとめてくださった。ふーーーっ!!冷や汗と涙。


備:

何度も一緒に本番を経られたピアニストと挑めるのがベスト。

でもそうでなく急な場合、例えば演奏会のプログラムに乗りやすい曲や伴奏科の受験科目になっているようなスタンダードな選曲をしておくと、ピアニストにとってもレパートリーになっている可能性があり、ミニマムな練習と合わせでできるので、急でも受けてくれやすかったりすることはあるかもしれない。

よく伴奏ピアニストの紹介依頼やの伴奏謝礼を尋ねられるので、ごく参考までに書いてみると、単発なら、合わせ2回で学生さんだと1万円~。プロになると2-3回合わせで2~3万が最低ラインかな、と思われる。2018年現在。
しかし人それぞれではあるので、直接たずねたりすべき。

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